カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
先生の答え…聞くの怖いよ。



これで私の恋が終わるかもしれない。


万華鏡だって無くしたし…。


急に万華鏡のことが頭に浮かんだ。


先生にも、言っておかないと…。



見るのを楽しみにしていたのに、結局見せられないんだもんね…。



「先生、もう一つ話があります。私、持っていた小さな万華鏡…無くしてしまったんです。先生見るの楽しみにしていたのに…ごめんなさい。」



もう顔はうつむいたままで言った。



はあ…最悪だよ、私。



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