カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
「…それでさっきの告白の答えだけど…。」


私は息をのんだ。



「この1年、三咲と偶然会ったり、学校でも話したりすることが度々あっただろ?最初は万華鏡のこと好きだって言ってくれて、なんかいい生徒だなって思ってた。それだけだったんだ。」



先生が思っていたこと…ちゃんと私に話してくれるんだ。 


それだけで、嬉しかった。


「でも、だんだん俺の言葉で色んな表情を見せてくれる素直な三咲が、可愛くてさ。いつの間にか気になっていたんだ。」


え…それって…また心臓がドキドキしてきた。



「そして、この万華鏡拾った時に気付いたんだ。俺は三咲に恋してたんだなって。」



先生の真剣な眼差しに吸い込まれそう。



先生も深呼吸をした。



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