カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
春へ
「そろそろ帰ります。他の先生や生徒が来るかもしれないし…。」
「そ…そうだな。」
先生も今になって、なんだか照れてるみたいだ。
私が扉を開けると、そこにしゃがんでいる和沙と千鶴がいた。
「もしかして、聞いてたの!?」
2人はニコニコしている。
「良かったじゃん!愛菜。先生と両想いになれて!」
和沙が笑顔で祝福してくれた。
「入江先生!愛菜のこと、よろしくね。」
千鶴が先生に向けて言った。
「おう!任せとけ。」
先生の心強い言葉。
とっても頼もしいね。
「和沙、千鶴、ありがとう!」
私は2人と抱き合った。
私がここまで来れたのは、2人が支えてくれたからだよ…!