カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
1日の授業も終わり、帰りは千鶴と一緒だ。


部活が久しぶりに休みだもんね。


…部活かあ。


「愛菜。お待たせ!帰ろうか。」


千鶴が教室に入って来た。

「…千鶴ごめん!私ちょっと用事あるから先に帰って。本当にごめん!」


「え?愛菜!?」


千鶴が何か言おうとする前に私は教室を出ていた。


そうだ!今日部活がないなら…。


私は第1体育館に向かった。


バレー部が練習をしている場所だ。


バレー部…入江先生が顧問だから、もしかしたら見れるかもしれない!


…千鶴、せっかく誘ってくれたのに、ごめんね。


心の中で何回も謝っていた。



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