カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
「えーっ!!そうなの?」

急に女の子たちの悲鳴にも似た歓声が聞こえてきた。

教壇の近くで話をしている女の子たちの声だ。


伊原さんを中心に何か楽しそうな話で盛り上がっている。


別に興味なんてなかったのに…


「入江先生って、もうすぐ誕生日なんだあ!」


「そうなの!この前、先生から聞いたんだー。」


伊原さんが嬉しそうに話をしている。


えっ!先生の誕生日!?


過剰に反応してしまった。

伊原さん、先生の誕生日を知ってるんだ…。



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