カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
「伊原さんたち、先生の誕生日の話をしてたんだ。」

千鶴が教壇の方を見た。


「うん。伊原さんは、先生と色んなこと話しているんだね。」


きっとまだ私が知らないようなことも知っているんだろうな…。


「愛菜だって、先生と話せばいいじゃん!クラスマッチの時も2人で保健室行ったでしょ?」


「そっそれはそうだけど…。」


いざ話すとなると、緊張しちゃうんだよなあ。


「それに、愛菜だけが知ってる“先生”っていうのもあるでしょ?」


私だけが知ってる先生…。


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