カレイドスコープ〜先生を想う日々〜
「…あれ?今日、入江先生は来てないの?」


さりげなく聞いてみた。


「おう!朝ちょっと顔出してくれたけど、練習は出てないよ。」


「ふーん。そうなんだ。」

あっさりとした口調で返したものの、心の中では、残念がっている私がいた。


朝しか来てなかったんだ…。


仕方ないよね。こういう日もあるよ。


自分にそう言い聞かせていた。


「愛菜、暇ならバレー部の練習見ていけばいいじゃん。これから練習試合やるし。」


渚が中に誘ってくれたけど、私は遠慮して、家に帰ることにした。



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