キミのトナリ
家に着くと
隼人は
アタシをベットに寝かせて
心配そうな顔。
脇に挟んだ
体温計をが
なった。
体温計を取り出し
隼人が体温計とにらめっこ。
「熱ないよ?」って
不思議そうな顔。
当たり前だ。
風邪とかじゃないんだから。
本当に
あの人を思い出しただけ
でも
隼人は知らない。
「じゃあ
俺自分の部屋に居るから。」
隼人が立ち上がろうとした時、
アタシは隼人の腕を掴んだ。
「お願い。
独りにしないで…」
寂しかった。
自分が
やましい事してた
過去があったからか
離れてほしくなかった。
「んじゃ。
ここにいるね。」
隼人のその言葉に
ホッとした。
「じゃあ
俺
なんか作るよ。」
そう言って
台所に立つ隼人。
体が冷えたと
思って
リゾットを作ってくれた。
隼人は料理人なんだ。
「磨美食える?」
「食べれる。」
アタシの体を起こして
リゾットを冷ます
隼人。
「大丈夫だよ。
自分で食べれるから。」
手を出すと
「病気の時くらい
甘えろよ!!」
って
怒られた。
あぁ。
隼人。
なんか
本当に病気になっても
良いかな?って
思っちゃうよ。
アタシ甘えてしまう。
恥ずかしいな。