キミのトナリ
第八章:bad+Day
あの日から
アタシは
どうして良いかわからない。
アタシは
自然と
隼人を避ける様になっていた。
隼人は
それについて
何も言わない。
ただ
アタシの事を待っていてくれてる。
でも
きっとこのままじゃ
ダメなんだと
思う。
隼人を愛し続けたい。
だって
隼人しか好きじゃないもん。
そんな事を考えていたら。
インターホンを押す音がした。
アタシは
重いドアを開いた。
そこに立っていたのは、
隼人じゃない
男の人。
「久しぶり」
そう
そこに立っていたのは
不倫の彼だった。
「何しに来たの?」
冷たくあしらう。
「近くを通ったから」
あっさりと言ってしまう
彼に嫌気が指す。
なんで
いきなり会いに来た?
アタシが好きなのは
もう
隼人なのに…
隼人を好きなのに
どうして
今更?
「俺気づいたんだ。
遅いかもしれないけど
俺、磨美が好きなんだ。」
「はぁ?」
アタシはムカついていた。
「やり直さないか?」
ボキッ!!
気づいたら
アタシ
不倫の彼を殴ってた。