キミのトナリ
第十二章:贈り物
隼人と別れて
アタシは泣いた…
沢山沢山泣いた。
もう
隼人以上の人とは
会わない気がした。
絶対会わない。
もう
恋はしない。
このまま静かに
年をとって
死んでいくんだろうな。
てか
それしかない
そうしよう。
なんて
心の底から
思ってしまう。
だって
そうでしょ?
隼人の為に身を引いた。
だけど
隼人以上の人はいない。
自分でも
気づいてる。
隼人の幸せを願う。
もう
何もいらないから。
そっと
星に願う。
明日も明後日も
ずっと…。
後悔なんてしてないよ。
自殺なんて
考えたりしないよ。
だから
大丈夫だよ。
だから
隼人。
幸せになってね。