君ヘノ思ヒ
君ヘノ思ヒ プロローグ

彼の夢をみて。

30代 既婚。 第一子妊娠中。

もちろん幸せだ。



なのに最近毎日のように夢に出てくる人がいる。



これは、妊娠中によくあるホルモンが云々とかいう現象かもしれない。

”科学的には立証できないけど、よくあること”的な話かもしれない。



でも彼は、私が今までで1番恋した人。  恋するという想いが1番強かった人。



もちろん、今の現状に不満はなく、状況を変えたいという気持ちは全くない。



ただ。



後悔ではなく、過去の自分にとっての大切な思い出を忘れたくない。

いつまでも懐かしみたい。

あんな恋ができたことを誇りに思いたい。



そんな、夢見る乙女のような気持ちを掻き立てられている今日この頃。

三十路にもなって。。。。

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