君ヘノ思ヒ

レストラン 7

”お姉さんさぁ、これからどーすんの?”








!!!!!








何? 今、私の予定聞いた?






”え、えっと。。。 どっか行くかもしんないし、帰るかもしんないし。。。”








いや、本当の事を言えば『どっか行く』確率が95%を超えていた。






その頃の私達が店1件で切り上げて帰るなんてことは無いに等しかったから。

だから、どこへ行くかはこれから決まるはずだった。




暗黙の了解で。






でも私は、それを言いたくなかった。






もしかしたら!と頭をよぎった期待に、私は自分なりの”すき”をつくっていた。










< 28 / 55 >

この作品をシェア

pagetop