君ヘノ思ヒ

告白の行き先 4

ライブが始まるまでの間、私達はお酒を楽しんだ。



バックに流れるR&Bが今日はやけに切なく、キュンとさせる。



頭の中は彼の事でいっぱいだった。


私はすっきり楽しもうと、お酒のペースを上げる。





そんな時、ケータイが鳴った。





!!!




そう、彼からだった。



すごく嬉しい反面、曖昧な私達の関係に複雑な気持ちだった。


それもこれも、私が悪いのだけれど。




”何してんの?”

電話の先で彼の声。


声を聞くだけで、嬉しくて心が弾んでしまう。



”今ね、クラブに来てんだよね”




”クラブ!?”


彼の声が少し曇った。




”う、うん。。。”




”何しに? ナンパ待ち?”



あ、それか。

それを思ったんだ。



”まさか~!

今日はね、ライブ。
ウチラの好きなシンガーのライブなんだ~。”


軽いノリで答える。




”ふーん。。。”




”ホントだよ!

今日来る事は前から決めてあったんだ~。”




”ふーん。。。


じゃあまた連絡するわ。”

そう言って、彼は電話を切った。




やばい。。。!!!




状況はさらに悪い方向へ向かってしまった。。。
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