君ヘノ思ヒ
告白の行き先 6
”もしもし?”
”あぁ。。。
どうしたの?”
彼のテンションは変わらず低い。
”あ、えーと。。。”
何を話そう。。。
そもそもなんで電話したんだ?
とっさの自分の行動に、心がまだ追いついていない。
”えーっとさぁ。。。
……………。
なんか酔っ払っちゃったんだよね~”
嘘ばっかり。
今日はいくら飲んでも酔えなかった。
おまけに、さっきの彼との電話で体内のアルコールなんてすべて吹っ飛んでしまった。
”ふぅん。”
やばい。
彼のこんな態度は初めてだ。
私は彼が少しずつ遠ざかっていくという危機を感じた。
”なんかね、酔っ払っちゃってね。。。”
必死でつないだ。
”そしたら、なんか電話したくなっちゃったー”
うわ、本当に必死だ、私。
私からこんな言葉が出るなんて。
親友からも指摘された通り、恋愛にはとことん弱気になる私。
相当頑張ってる。
”そっか。
ありがとね。”
……………。
あまり感情のこもらない彼の返答の後、しばしの沈黙。
『だから何?』と言わんばかりの、その『間』がすごくつらい。
完全に勘違いをした、いや、正確にいうと、させられた彼にとって、今の私はただの気まぐれわがまま女でしかないのだろう。
私はまさに今、自分のケツを自分で拭き取る事に一生懸命だった。
”あぁ。。。
どうしたの?”
彼のテンションは変わらず低い。
”あ、えーと。。。”
何を話そう。。。
そもそもなんで電話したんだ?
とっさの自分の行動に、心がまだ追いついていない。
”えーっとさぁ。。。
……………。
なんか酔っ払っちゃったんだよね~”
嘘ばっかり。
今日はいくら飲んでも酔えなかった。
おまけに、さっきの彼との電話で体内のアルコールなんてすべて吹っ飛んでしまった。
”ふぅん。”
やばい。
彼のこんな態度は初めてだ。
私は彼が少しずつ遠ざかっていくという危機を感じた。
”なんかね、酔っ払っちゃってね。。。”
必死でつないだ。
”そしたら、なんか電話したくなっちゃったー”
うわ、本当に必死だ、私。
私からこんな言葉が出るなんて。
親友からも指摘された通り、恋愛にはとことん弱気になる私。
相当頑張ってる。
”そっか。
ありがとね。”
……………。
あまり感情のこもらない彼の返答の後、しばしの沈黙。
『だから何?』と言わんばかりの、その『間』がすごくつらい。
完全に勘違いをした、いや、正確にいうと、させられた彼にとって、今の私はただの気まぐれわがまま女でしかないのだろう。
私はまさに今、自分のケツを自分で拭き取る事に一生懸命だった。