君ヘノ思ヒ
優 3 帰国
それからしばらく、私は晴々とした生活を送っていた。
晴々? いや、どちらかというと悶々としていたという方が合っていた気がする。
いったん好きになった気持ちを ”さあ、やめましょ” なんて簡単に切り替えることなんてできない。
そんなある日。
親友とカラオケで熱唱中、電話が鳴った。
”もしもし” 優からだった。
”今、お前の店の前通ったんだけど、見当たんなかったから”
その頃私は、あるファッションビルで販売員をしていた。
そしてその頃、副業でDJをしていた優は、そのビルの上の階にあるレコード店をよく利用していた。
”レコード買いに?”
”っていうか、帰ってきてたの?!”
”おう。 昨日な。”
”だから、お前んとこ来たんだよ。 お土産渡そうと思ってさ。”
”ホントに?! あぁ、残念。。。 今日休みなんだよね。。。 じゃあさ、今からこっち来れば??”
”ダメ。 俺、これから用あるもん。 じゃあ、後でまた電話するわ。”
そうか。。。 とうとう帰ってきたのか。。。
そして、電話をくれたのは、彼ではなく優だった。。。
晴々? いや、どちらかというと悶々としていたという方が合っていた気がする。
いったん好きになった気持ちを ”さあ、やめましょ” なんて簡単に切り替えることなんてできない。
そんなある日。
親友とカラオケで熱唱中、電話が鳴った。
”もしもし” 優からだった。
”今、お前の店の前通ったんだけど、見当たんなかったから”
その頃私は、あるファッションビルで販売員をしていた。
そしてその頃、副業でDJをしていた優は、そのビルの上の階にあるレコード店をよく利用していた。
”レコード買いに?”
”っていうか、帰ってきてたの?!”
”おう。 昨日な。”
”だから、お前んとこ来たんだよ。 お土産渡そうと思ってさ。”
”ホントに?! あぁ、残念。。。 今日休みなんだよね。。。 じゃあさ、今からこっち来れば??”
”ダメ。 俺、これから用あるもん。 じゃあ、後でまた電話するわ。”
そうか。。。 とうとう帰ってきたのか。。。
そして、電話をくれたのは、彼ではなく優だった。。。