産んでくれてありがとう
第二章 オカンの死 親との出会い
そしてオカンは俺を産んで半年後死にました。
おかんが俺に託した夢、それは俺の名前の中にありました。(幸三)
オカンと兄貴、そして俺の3人で幸せに暮らしたい。俺の名前の由来です。おかんは色んな思いを込めて、俺に名前をつけてくれました。この名前をつける時オカンは泣いていたそうです。自分の死期が近い事、俺と兄貴をおいていってしまう辛さ、色々な事がオカンの中で葛藤してたんだと思います。おかんは死んでいく前に最初で最後のプレゼントを俺にくれました。
それは丑の絵とメッセージが書いてあるオルゴールです。
メセッセージには
I love this
music box
for-ever
ってかいてあります。おかんはオルゴールの音楽がすごい好きで、悲しいときよく聞いていたそうです。
俺はオカンのくれたこの名前とオルゴールそしてメッセージ。今でも辛いとき思い出したり聞いたりしてます。
そしてオカンは死んでいきました。



それから3年後今の親との出会いがありました。
俺の小さい頃の性格は人見知り。何回か養子縁組になるために、色々な人が訪れてくれてるのに、なれない人のためか先生の後ろに隠れたり、その場を泣きながらでていったり。そんな事が繰り返されていたらしいです。
そして今の親とも同じような事をしていたらしいのです。ただ今の親はそれでもめげづに何度も、
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