Secret Word
それから美月と翔也は波がくるぎりぎりのところで遊んだ。
「きゃあ!」
「美月なにやってんだよ!」
美月が転んだのを見て、翔也はお腹を抱えて笑っている。
「ちょっちょっと!笑いごとじゃないよ!
あーもう服びしょびしょ!」
「ごめんごめん!
ほらつかまれよ」
翔也は美月に手を差し伸べた。
「・・・ありがと。翔也」
差し伸べられた手を美月はつかんだ。
翔也は美月の手をひっぱり美月を強く抱きしめた。
すると、翔也の顔がじょじょに美月の顔に近付いていく。