Secret Word

別にキスすることが嫌じゃない。

私翔也のこと好きだし。

彰のことは・・・もう・・・本当に翔也のことが好き?

彰のことはもうあきらめていいの?

当たり前によぎる言葉。


美月がとった行動はただ一つ。

「いっいや!」

美月は翔也を思い切り押した。

「あっごっごめん。
そのっ私・・・」

自分がしてしまったことの重大さを後々後悔する。

「いや別にいいよ。
・・・そろそろ帰るか」

サングラスが邪魔して今の翔也の顔は見えなかった。

だけどきっととても悲しい顔をしているだろう。
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