メガネくんと私
「お、おかえり!早かったね。」
とっさに後ろに焦げたハンバーグを隠した。
「早いか?昨日と同じくらいだと思うケド…
ってか、後ろに何隠してんの?」
ギクッ
す、するどい…
「なんも隠してないよ〜!それよりもスーツ着替えてきなよ。今日は私がおごるから夕飯食べに行こ!」
むりやり笑顔を作りメガネくんを見た。
「…望。どきなさい。」
ドキッ
メガネくんの真剣な顔といつもと違う口調に思わず素直にどいてしまった。