メガネくんと私

そっとリビングのソファーに近づく。

「琉也さん、洗い物終わったけど。」


「おう。じゃあ…行こうか♪」


メガネくんはニヤっと笑って立ち上がった。



「行くってどこに?」


「ナイショ〜!」


ナイショって…


まさか!


いかがわしい所とか?!


人がいないような山林とか?!!



私、襲われる?!!


「はいはい。そろそろ妄想やめよーか。」


「…はい。」


私、ほんと妄想しすぎだ…。
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