メガネくんと私
昼休み―…
「ねぇ…望。
私、楓さんに告白する!」
「ぶっ!」
私は思わず飲みかけのジュースを吹き出した。
「ちょっ…望汚いよ〜。」
「ゴメン、ゴメン。
ちょっとビックリしちゃって。
…でも何で急に告白する気になったの?」
雪乃は少しテレたように下を向いた。
「キラキラしてる望見てたら、
私も頑張らなきゃって思ったの。何年も思ってるだけじゃダメだって。自分の気持ち伝えなきゃ!」
雪乃はニッコリ笑った。
「雪乃…」
「だから、放課後一人で楓さんとこ行って来るね。」
「わかった。頑張ってね!」
「うん♪ありがとう。」
雪乃ならきっと大丈夫!
私は心の中で強くそう思った。