メガネくんと私
なんか話変わっちゃってるし!
いかん、いかん。
私はメガネくんを見上げた。
「あんな嘘なんかついたってすぐばれるよ!」
お兄ちゃんだってそんな長いこと騙されるわけないし…
本当に付き合ってるならいいのにな〜。
「…だったら、本当に付き合えばいいじゃん。」
………えっ?!
私は目を丸くした。
「望は“嘘”なのが嫌なんだろ?だったら“事実”にしちゃえばいいじゃん♪」
……………。
“いいじゃん♪”って…
そんな簡単に決めちゃっていいことなのか?!!
「ほ…本当に私が彼女になってもいいの?」
ドキドキしながら尋ねる。