メガネくんと私

頭を抱え、ばっとその場にしゃがみ込んだ。



   ・・
相手はあのメガネくんなんだから!ときめいてちゃダメだろ!!




しゃがんだままぶつぶつと自分に言い聞かせる。





―――ぽんっ



えっ?




「琉也でいいよ。」



ニッと笑った。





私の頭に手をのせ、わしゃわしゃと撫でて、コーヒーのカップを置きに横を通って行った。





―――――ドクン






顔が真っ赤になったのが自分でもわかった…。




ぽ〜






はっ!!


…って、またときめいてちゃいかんだろッッ!自分!!←またかよ。
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