メガネくんと私
第3章 メガネの正体
校庭の桜が満開になり、風に吹かれヒラヒラと舞っている。
今日は高校の始業式。
私も今日から二年生!
掲示板に張り出してあるクラス表を見に行く。
そこには雪乃がいた。
「望!おはよう。」
「おはよ〜。」
あの食事会から久しぶりに雪乃に会うなぁ。
メガネくんが家に住み着いてること言いそびれたままだ…。
「望、私たち同じクラスだよ♪」
「えっ?あっ…ほんとだぁ!!」
私たちは手を取り合って喜んだ。