メガネくんと私
――――――
―――――
――――
「…そんなふうに言われちゃったから、なんも言い返せなくて。しぶしぶ一緒に住んでるってわけ。」
私がため息混じりにひそひそ声で話す。
「へ〜。それで、一緒に住んでみてどう?!好きになっちゃいそう?」
雪乃がニヤニヤしながら聞いてきた。
「そ…そんなことあるわけないって!」
急に変なこと言わないでよぉ!
またドキドキしてきちゃうじゃないかぁ〜!!
………そう。
最近私はおかしい。
メガネくんが住み着いてから、妙にドキドキしたりドクンって胸が大きな音をたてる時がある。
一体これがなんなのか………
私にはわからない。