メガネくんと私


「なにやってんだ…チビ。」


はっ!


私はソファーの上に頭を抱え立っていた。



「…また妄想して一人で暴れてたのか?」


………バレてる。



「う…うるさいっ!黙って入って来ないでよ!」


「一応“ただいま”って言ったけど…」


どかっと私の隣に座る。


隣に座られてちょっとドキッとする。


「そ…そっかぁ。気付かなかった…。」


隣に座られたくらいでドキドキしてちゃダメだ!


落ち着け望!!


「お前さぁ…」


「え?」



メガネくんの声に顔を上げると…


「なっ…顔近いっ!!」



目の前にはメガネくんの整った顔が…
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