メガネくんと私
「学校で人の顔見て叫んでんじゃねーよ。」
「だ、だってびっくりしたんだもん!」
ドキドキしながら顔をそむける。
「琉也…さんが先生だなんて思いもしないし!
教えといてくれたっていいじゃない!」
「まさかあの学校にチビが通ってるなんて知らなかったから…」
「私、チビって名前じゃありません!」
人のことチビ、チビって…
私にはちゃんと“望”って名前があるもん!
ぷく〜っとほっぺを膨らます。