メガネくんと私
右足に包帯をぐるぐる巻きにしてベットに横になっているものの、いたって元気そうなお兄ちゃんの姿。
「お兄ちゃん…大丈夫なの?」
「おうっ!心配してくれてありがとうな、のん。
ちょっと右足を骨折しただけだから。」
へなへな〜
安心したからか、足の力が抜けてしまいその場に座ってしまった。
その姿を見てお兄ちゃんがメガネくんに話し掛けた。
「琉也もわざわざありがとな。のんのそばにいてくれて。」
「いえいえ。楓には世話になってるし、いいってことよ!」
確かに今日はメガネくんがいてくれて助かった。
私一人じゃどうなってたことか…