メガネくんと私

コツコツ…

パタパタ…


静かな廊下に二人の足音が響く。

「……。」


「……。」


無言の二人。


何で話し掛けてこないんだろう?
だからといって、私から話し掛けるのも何か嫌だし…



そんなことを悩みつつ歩いていると準備室に到着した。



ガチャッ


私が先に入った。

「プリントってどこにあるの?」
部屋の中を見渡しながら聞く。


バタンッ

カチャッ


えっ?


鍵をかける音に振り返った。
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