Cutting☆Lovers
上田は書道家で、筆はオーダーメイドじゃないと気が済まないらしい…
その筆に使う毛を探していた時に、あたしに出会ってあの会話らしい。
「紗羅さん、僕の事変な趣味の持ち主くらいに思ってたでしょう?」
「うん」
素直に頷くと、やっぱりと笑っていた。
筆をよく見ると、ローマ字でSHOSEIと彫られてあって、尋ねるように読み上げるとはいと返事をされた。
上田の下の名前は章斉(ショウセイ)。
何回も会っているのに初めて知った。
知り合って、結構な時間が経つのに、名前と職業しか知らない事を不思議に思った。
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その筆に使う毛を探していた時に、あたしに出会ってあの会話らしい。
「紗羅さん、僕の事変な趣味の持ち主くらいに思ってたでしょう?」
「うん」
素直に頷くと、やっぱりと笑っていた。
筆をよく見ると、ローマ字でSHOSEIと彫られてあって、尋ねるように読み上げるとはいと返事をされた。
上田の下の名前は章斉(ショウセイ)。
何回も会っているのに初めて知った。
知り合って、結構な時間が経つのに、名前と職業しか知らない事を不思議に思った。
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