Cutting☆Lovers
「上田さ、何歳?」
あたしの唐突な質問に首を傾げながらも二十四ですと答えてくれた。
「紗羅さん、急にどうしたんですか?」
自分でも分からない。
でも、上田の事が知りたくなった。
「いや、何回も会ってんのに何にも知らないなと思ってさ…普通、名前なんて初めから知ってんじゃん?」
「それは…そうですね」
あたしの問い掛けに納得したらしく、首を小刻みに振りながら同意した。
それから、あたし達は改めて自己紹介をした。
その日を境に、髪を渡す以外でも会うようになり、髪を渡すだけの関係から何か違うものへと少しづつ変わっていった。
変わらなかったのは、上田の態度だけ。
でも、上田に言わせれば、あたしの態度も変わったらしい。
まぁ、相変わらずタメ口で話すのは変わらないけど。
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あたしの唐突な質問に首を傾げながらも二十四ですと答えてくれた。
「紗羅さん、急にどうしたんですか?」
自分でも分からない。
でも、上田の事が知りたくなった。
「いや、何回も会ってんのに何にも知らないなと思ってさ…普通、名前なんて初めから知ってんじゃん?」
「それは…そうですね」
あたしの問い掛けに納得したらしく、首を小刻みに振りながら同意した。
それから、あたし達は改めて自己紹介をした。
その日を境に、髪を渡す以外でも会うようになり、髪を渡すだけの関係から何か違うものへと少しづつ変わっていった。
変わらなかったのは、上田の態度だけ。
でも、上田に言わせれば、あたしの態度も変わったらしい。
まぁ、相変わらずタメ口で話すのは変わらないけど。
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