Cutting☆Lovers
ご飯を食べた後、上田が本屋に寄りたいと言ったから二人で本屋に行った。
慣れているらしく広い店内を足速に歩いていく。
普段、本屋になんて滅多に来ないあたしが一人になると迷う事間違いないと懸命に後をついて行った。
着いたのは、書道のコーナー。
初心者向けのものから、専門誌まで幅広く並んでいた。
滅多に来ない本屋、ましてや書道のコーナーなんてくる事はない。物珍しいから本を物色していると、上田はお目当ての本を発見したらしく、手招きしてきた。
近付きながら、どうしたのかと尋ねると手にしていた本をあたしに差し出した。
差し出された本から【空】という大きな文字が目に飛び込んできて、左端に目をやると達筆な字で章斉と書かれてあった。
顔を上げると、にっこりと笑っている上田がいて、今あたしが聞こうとしている事を先に答えられたような気がした。
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慣れているらしく広い店内を足速に歩いていく。
普段、本屋になんて滅多に来ないあたしが一人になると迷う事間違いないと懸命に後をついて行った。
着いたのは、書道のコーナー。
初心者向けのものから、専門誌まで幅広く並んでいた。
滅多に来ない本屋、ましてや書道のコーナーなんてくる事はない。物珍しいから本を物色していると、上田はお目当ての本を発見したらしく、手招きしてきた。
近付きながら、どうしたのかと尋ねると手にしていた本をあたしに差し出した。
差し出された本から【空】という大きな文字が目に飛び込んできて、左端に目をやると達筆な字で章斉と書かれてあった。
顔を上げると、にっこりと笑っている上田がいて、今あたしが聞こうとしている事を先に答えられたような気がした。
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