ただキミと一緒にいたかった



光は
すぐに闇に消える。



闇には弱いんだよ。






消えるとわかってた光なら

最初から掴もうとしないのに──・・




掴めることなど出来ない光なら、
追いかけたりしないのに。



まるで、
小さいときに掴んだ蛍を、
手を開けたとき…既に光らなくなっていたある夏の夜を思い出した。
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