ただキミと一緒にいたかった
気づくと溢れる涙は止まらなくて、
悲しいんじゃなくて
うれしくて、安心して
自然と涙が出た。
「ありがとう。大好き。」
いつも以上に気持ちを込めて伝えた。
はじめてここまで人を信じれた。
はじめてここまで人を想えた。
「俺も。
って超恥ずかしいな。笑
俺馬鹿みてぇw
──なぁ…
空みてみろよ。
笑ってる。」
一気に窓を開けて
空を見上げた。
そこには、
真っ青の空に、フワフワな白い雲がいくつも浮かんでた。
“笑ってる”
啓吾がそう教えてくれた意味が分かる気がする。
綺麗な空って、
笑ってるように見えるね。
はじめてこんなに
空を綺麗だと思えた。
実際は今まで空なんて、じっくり見たこと無かったし。
「超綺麗じゃん!!!!!
でも、何でわかったの??
こっちの空が綺麗ってこと・・・」