恋のレッスン
「佑奈…なんか考えが一人で突っ走ってないか??」
「…はい」
「まぁ、言わないならそれに越したことはないけど」
光樹はあたしの頭をくしゃくしゃ撫でながら言った。
「あっ、これ、飲むか??」
「どれ??」
個室の中の小さいテーブルの上には、1500㍉㍑の大きいファンタが置いてあった。
どうやら、先生たちの飲む用にあるらしい。
「ぷっ…先生たちって、ファンタなんか飲むんだ??」
「あぁうん。特に須賀先生とかファンタ大好きだよ」
「はっ??まさか嘘でしょー??あの須賀がぁ??ありえないんだけど」