スマイルマシーン

 
 そういえば、ここって・・



 どこ??



 さっき必死で走ってきたから、



 現在地がまったく分からない。





 上を見上げると・・




 「あ・・校長室。」



 『校長室』と書かれたプレートが揺れていた。



 「たどり着けた・・」





 「・・・失礼しまぁーす。」



 そこには校長らしき人が座っていた。



 「おはよう、きみが朽木さんだね。」


 
 「はい、そうです。」



 「それじゃあ、ここに座って。」



 校長は黒いソファーを指差した。



 「えーと、それじゃあ説明をはじめようか。」



 「・・・はい。」





 その後、校則やら、成績のことやら、


 いろいろ聞かされて最後にクラスを言われた。




 「朽木・・芽衣さんは・・・あ、3組だね。2年3組。」


 
 「あ、はい。分かりました。」



 

  -キーンコーンカーンコーン-


 
 チャイムがなった。




 「それじゃあ、1時間目に紹介があるから、行ってきなさい。」



 「・・は、はい!!」



 こうして校長室を出た。



 これから再開してしまうとも知らずに・・・

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