スマイルマシーン

 うわぁ~・・


 渋い顔をして席に座ると、


 向こうもあたしに気付いた。


 「あ、さっきの子だよね?」



 う”・・・覚えてる・・


 
 「あ・・はい。
  ごめんなさい、前見てなくて・・」


「大丈夫だよ。
  そっちこそ大丈夫だった?」



 うゎ・・この人、


 すごく優しいなぁ・・・


 あたしの心配してくれるなんて・・


 すると、

 
 「何々~?二人とも、知り合い?」


 前の席にいた女の子が声をかけてきた。


 「おう、ちょっと・・な。」


 「え~?何か怪しい!!」

 
 え?怪しいことなんてこれっぽっちもないんですけど・・

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