スマイルマシーン

 

 4.3.PM 7:26

 

 「ねぇ、おばあちゃん?」

 
 3人で食事をとっていた時、

 あたしはおばあちゃんに

 話しかけた。


 「なんだい?」

 「なんであたしって、
 ロイヤル学園に入れたの?」



 おばあちゃんは

 黙っている。


 おじいちゃんの方を見ても

 答えてくれなかった。



 あたしは話を続けた。

 「だって、あの学校って、

  金持ちが行ける

  学校なんでしょ?

  なんであたしなんかが

  生徒になれたの?」

 

 「ばあちゃんのさ、

  知り合いなんだよ。」


 「知り合い?」

 「そう、あそこの

  校長先生が、

  ばあちゃんの知り合い

  なのさ。」


 ・・・そうだったんだ。






 あたしは納得した。





 でも、まだあの時は



 知らなかったんだ。





 『知り合い』が持つ














 本当の意味を。

 
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