青と白の光の影で~闇に消えた一粒の涙
「あの子が村木サキだ」


「えっ?」


正門から少し離れた所で車を止めて待っていたら


正門前に一台の黒い車が止まりドアが開いた


そこから出てきたのは藤川家で何回か見た事のある女の子と

長身でシャツにジーンズ姿の男…が出てきた


「あーっ…サキは訳あって男の姿している。女だと知っているのはごく僅かな人間だけだ」


俺は女だって一目でわかっていた…
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