禁忌恋愛
*
「いってぇ、冗談に決まってるだろーが」
あたしは赤くなった左頬を押さえるゆうくんの前にコーヒーを置いて椅子に腰掛ける。
「ゆうくんが悪い!」
冗談でも、あたしの心は壊れちゃうんじゃないかってほど動揺するのに。
ゆうくんは「何もひっぱたくことねーだろ?」と口を尖らせてコーヒーを口に含んだ。
そんなゆうくんの表情にも動揺してしまったあたしは、この気持ちを隠すようにトーストをかじった。
ー…あたし、昨日からおかしいよ。
なんでゆうくんにドキドキしてるの?
なんかの病気!?
はあ…、とため息をついたあたしにゆうくんは首を少し傾けると「あ!」と言い何かを思い出したようにかばんをごそごそしだした。
「あった」
「何が?」
今度はあたしが首を傾げる。
ゆうくんは二カッと笑い、言った。
「遊園地のチケット」
「いってぇ、冗談に決まってるだろーが」
あたしは赤くなった左頬を押さえるゆうくんの前にコーヒーを置いて椅子に腰掛ける。
「ゆうくんが悪い!」
冗談でも、あたしの心は壊れちゃうんじゃないかってほど動揺するのに。
ゆうくんは「何もひっぱたくことねーだろ?」と口を尖らせてコーヒーを口に含んだ。
そんなゆうくんの表情にも動揺してしまったあたしは、この気持ちを隠すようにトーストをかじった。
ー…あたし、昨日からおかしいよ。
なんでゆうくんにドキドキしてるの?
なんかの病気!?
はあ…、とため息をついたあたしにゆうくんは首を少し傾けると「あ!」と言い何かを思い出したようにかばんをごそごそしだした。
「あった」
「何が?」
今度はあたしが首を傾げる。
ゆうくんは二カッと笑い、言った。
「遊園地のチケット」