禁忌恋愛
「次はどこ行く?」

あたしはニコニコしながらグッタリしているゆうくんに買ってきたジュースを差し出した。

あぁー!すっきりしたぁ。
ジェットコースターに乗るとストレス解消になるのはあたしだけ?


「さんきゅ…」

「大丈夫?」

ゆうくんの隣に腰掛ける。

「…あぁ」

大丈夫そうじゃないゆうくんに不謹慎だと思いながらもクスッと笑みが漏れた。

ジェットコースター、苦手なんだぁ。

ゆうくんの新たな一面が見れて嬉しい。

………は?

今、何て思った?

ーゆうくんの新たな一面が見れて嬉しいー?


「今、、、笑ったな」

「へ?!きゃっ」

ボーっとしていたあたしの目の前に現れたゆうくんのドアップ!

落ち着いていた心臓がまた暴れだす。


「お前、確かお化け、嫌いだよな」

ゆうくんの意地悪な笑みにいろんな意味で心臓が跳ね上がった。


ま、まさかー…













< 13 / 62 >

この作品をシェア

pagetop