禁忌恋愛
「おかあ、さん…」
ゴトン、と携帯が落ちたのとあたしが走りだしたのはほぼ同時だった。
*
走って
走って
お母さんを探した。
駅に着くと切符を買うお母さんの姿があった。
「お母さん!」
「美衣?どうしたの?!」
乱れた息を整えてお母さんを見つめる。
「お母さん…ごめん、ね…」
「え…?」
「あたし…、お母さんに酷い事ばかり言って……でも本当は……っあたし、お母さんが…」
ぎゅう。
心地よいお母さんの温かさに抱きしめられる。
「美衣…っ…」
あたし……
憎しみばかりに気をとられて
本当の気持ちが見えてなかった。
本当はあたし
お母さんに会いたかった。
寂しかったんだ。
ゴトン、と携帯が落ちたのとあたしが走りだしたのはほぼ同時だった。
*
走って
走って
お母さんを探した。
駅に着くと切符を買うお母さんの姿があった。
「お母さん!」
「美衣?どうしたの?!」
乱れた息を整えてお母さんを見つめる。
「お母さん…ごめん、ね…」
「え…?」
「あたし…、お母さんに酷い事ばかり言って……でも本当は……っあたし、お母さんが…」
ぎゅう。
心地よいお母さんの温かさに抱きしめられる。
「美衣…っ…」
あたし……
憎しみばかりに気をとられて
本当の気持ちが見えてなかった。
本当はあたし
お母さんに会いたかった。
寂しかったんだ。