禁忌恋愛

それからスーパーに寄ってから家へ帰った。


今日は気合いを入れてゆうくんの好きなからあげの材料を買って。


テレビを見ながらからあげを作り終え、お風呂に入ってゆうくんを待った。


｢ただいまー｣

帰ってきた！

｢お帰りなさい！｣


ﾊﾞﾀﾊﾞﾀと玄関へ行くと…
｢お！可愛い子ーっすね！あ！こんちわ。俺、ゆうさんの後輩の和也っていいます｣

黒髪に茶色のメッシュの入った可愛い系の男の人がゆうくんの隣に立っている。

｢美衣です。いらっしゃい…？｣


｢あ、美衣。いきなりごめんな。コイツがどうしても美衣に会いたいっつぅから｣


｢…そうなの？ご飯出来てるから食べよう？和也さんも｣


何であたしに会いたかったんだろう？
素朴な疑問を抱えながらからあげとお味噌汁を温めて２人に出した。