チェリーをあげる。
そして迎えたお昼ご飯の時間から、
私はひろぽんが考えてくれたことをついに行動に移すことになった。
作戦その1。
私は食堂で渡さんの隣に座ると、
ひろぽんに言われたように、みんなのグラスにピッチャーから水を注いであげることにした。
最初に渡さんのグラスになみなみと水を注ぎ、それを彼の前に置こうとした瞬間。
「あっ…!」
私がわざとグラスを落とすと、渡さんのカーゴパンツにバシャっと水がこぼれた。
「うわ…っ!」
渡さんが「冷たいよ」とでも言わんばかりに顔をしかめた。
「ごめんなさい…!ちょっと手が滑っちゃった…!」
私は用意していたフキンをつかむと、彼の膝に手を置いて、濡れたところをひたすら拭き始めた。
水は予定通り渡さんの股間あたりにもかかってくれたので、
私はついにフキンを握る手をそこに動かそうとしていた。