チェリーをあげる。

昼食後。


私達はひろぽんの強い主張で、昨日同様昼寝をすることになった。




部屋に戻った私は、渡さんが席を外したすきにさっと敷布団をふたつ敷いて、


(それもぴったりくっつけるようにね)


その下にこっそりコンドームの包みを置いた。






「あ…、布団敷いてくれたんだ…?悪いね」




戻って来た渡さんがメガネを外しながら布団の上に横になると、


私も急いで隣の布団に転がった。




渡さんが寝ちゃう前に、なんとか作戦その2を決行しなければ…!




焦っていた私はすかさず渡さんに頼んだ。




「ねえ、腕枕とかしてもらってもいいかな…?」
< 90 / 324 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop