チェリーをあげる。
昼食後。
私達はひろぽんの強い主張で、昨日同様昼寝をすることになった。
部屋に戻った私は、渡さんが席を外したすきにさっと敷布団をふたつ敷いて、
(それもぴったりくっつけるようにね)
その下にこっそりコンドームの包みを置いた。
「あ…、布団敷いてくれたんだ…?悪いね」
戻って来た渡さんがメガネを外しながら布団の上に横になると、
私も急いで隣の布団に転がった。
渡さんが寝ちゃう前に、なんとか作戦その2を決行しなければ…!
焦っていた私はすかさず渡さんに頼んだ。
「ねえ、腕枕とかしてもらってもいいかな…?」