チェリーをあげる。
「そうだ…。これ、ちーちゃんから差し入れ」
私はドリンク剤を1本渡さんの目の前に置いた。
「あー、ありがとう」
渡さんは一旦それを手に取ると、
「けど、こんなの飲むと眠れなくなりそうじゃない…?明日の朝飲んだ方がいいかも」と言って、
それを備え付けの冷蔵庫に片付けた。
「そ…う?」
「うん。雛ちゃんも飲むのは明日にした方がいいよ」
「う…ん」
私も彼に合わせて自分の分も冷蔵庫にしまうことにした。