Zero
女が欲しがっているものはいったい
なんだろうか。

彼女に合わせて行くつもりではない
けど、何となく彼女が望んでいるこ
とを知りたい。そうしたら、応えて
行きたい。

どうしてそういう気分になっちゃう
というと、大体彼女の寂しそうな顔
を見て、自分に何か出来事がないか
と考えてしまった。

「あの、もしよかったら、時間が空
いたら、一緒に食事も行きませんか
。」いつの間にこの誘いが勝手に口
から出ちゃった。

彼女は何かを考えているように布団
を見ていた。

唐突過ぎるかなー。
「じゃ二人切りじゃないよ、もう一
人の知り合いの女の子も一緒に。」

「・・・幼い頃からの知り合いで、
今は近くの大学に通ってる。全然
いい子なんて、どうでしょうか。」

彼女は僕の話を聞いてやっと笑った


だよね。
行き成り変な誘い。

誰も行かないって決まってるでしょ
かとは思ったけど、やっぱり失敗。

「いいよ、食べたい料理を教えて
いただければ、いろいろ調べ物も
やっておきます。元気になってか
ら一緒に行きましょう。」

って、彼女は優しい言葉でOKを
くれた。

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