Turquoise BlueⅡ 〜 夏歌 〜
私は言ってみた
「…アズさんが好きな様に
すればいいのに」
それを聞いて彼女は
一瞬、目を見開く
「……もう 充分だよ」
―― そう笑う顔が
なんだか『聖女』みたいでムカついて
思い切り手を引く
『……ユカ?!』
「…あんたも来ないで!
ちょっと女同士の話し合いするから!!」
薬を持って来た青山さんも
目を丸くして
その状況に驚く
ドスドス歩きながら
2階へと上がった