Turquoise BlueⅡ 〜 夏歌 〜



二階には
ベランダに、腕組みしたまま肘をかけ
私を見下ろしてる、青山さんが居た


「…結構粘ったね ユカちゃん」

「粘った……って」


―― 青山さんはそのまま中に
笑いながら引っ込んでしまって
私はボー然としたまま



「行こ! ユカちゃん」

ど、どこに?!


アズさんも笑いながら
私の手を取って、駆け出した






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