However~それでも君に恋をする~
#3,forest
「森?デート?」

俺は突然の言葉に驚いた。

オトコ臭くて、オンナらしくないユミが そんな言葉を口にするなんて。

「裏山の森にピクニック行きたい

デート、付き合ってくれるよね?」

ユミには似合わない言葉だった。

初めて彼女の口から聞いた単語ばかりだ。

「俺、帰宅部だからいいけど」

俺は、唖然としながら素っ気なく呟く。

やった。と彼女は満悦気な表情。

彼女は一体何を考えているのだろうか?
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